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ホームページ制作の相談準備|目的・ページ・更新方法を整理する
ホームページ制作の相談は、デザインの好みやページ数だけでなく、「誰が、何を知り、どんな行動をするか」から始めると具体的になります。原稿や写真が揃っていなくても、優先する目的と現在ある材料を整理できます。
最初に、届けたい相手と、問い合わせ・来店・応募などの主な行動を1つ決めます。次に、その判断に必要な情報、材料の準備、更新する人を整理しましょう。
1. 誰に、どんな行動をしてほしいか決める
会社案内、採用、予約、商品紹介など、サイトには複数の役割があります。最初は「今回、いちばん増やしたい行動」を決め、それに必要な情報から優先順位をつけてください。
| 主な行動 | 判断に必要な情報 | 案内先 |
|---|---|---|
| 来店してほしい | メニュー、営業時間、アクセス、利用方法 | 地図・予約案内・連絡先 |
| 仕事を相談してほしい | サービス内容、対応範囲、実績、相談の流れ | お問い合わせ |
| 応募してほしい | 仕事内容、働く環境、募集条件、選考の流れ | 応募の窓口 |
表は構成を考えるための例です。実際に掲載する条件や受付方法は、事業の担当者が確認した内容を使います。複数の行動を用意する場合も、誰に向けた案内かが分かるように整理しましょう。
2. ページ数より先に、伝える情報を並べる
「5ページ作りたい」だけでは、何を伝えるかが決まりません。まず情報を書き出し、同じ目的の内容をまとめます。1ページにまとめるか、別のページへ分けるかは、情報量と訪問者の使い方を見て決めます。
構成を考えるための仮の例
飲食店の来店案内なら
料理とお店の紹介 → メニュー・営業時間・アクセス → 予約方法の案内。予約の窓口が電話や公式LINEなら、その受付方法と利用できる時間を明記します。
企業への相談を増やしたいなら
どんな課題を支援するか → 支援する内容と範囲 → 公開できる事例 → 相談から開始までの流れ → お問い合わせ。
実際のサイトの構成を見ると、相談のイメージも具体的になります。クリエティのホームページ制作の事例では、飲食店、ポートフォリオ、複数事業の企業サイトの公開内容を紹介しています。構成を参考にし、事例にない成果や機能を自分の計画にそのまま当てはめないことも大切です。
3. 原稿と写真の準備を、担当者まで決める
会社紹介、サービスの説明、店舗情報、写真、ロゴなど、現在ある材料を一覧にします。資料が揃っていない場合は、「ないもの」と「誰が確認するか」が分かれば、必要な準備を相談できます。
- 原稿:古い資料から使える箇所と、更新が必要な箇所。
- 写真・ロゴ:元データの有無、掲載できる範囲。
- 実績:顧客名・写真・担当範囲・成果の公開可否。
- 確認者:会社情報、商品情報、募集条件を承認する人。
- 不足する材料:誰が、いつまでに用意するか。
「全部お任せ」に含まれる作業は、依頼先や契約によって変わります。原稿の作成、撮影、画像購入、掲載内容の確認の担当範囲を、制作の前にすり合わせましょう。
4. リニューアルなら、残すURLと移す情報も整理する
既存サイトがある場合は、トップページのURLに加え、利用されているサービス・店舗・記事のページを一覧にします。現在のページで残す内容、移す内容、役割を終える内容を整理してください。
- 現在のドメイン、公開先、管理者、更新方法。
- 変更後も残すページと、掲載を続ける画像・資料。
- URLを変更するページの、移転先との対応。
- 予約、フォーム、オンラインストアなどの連携先。
- ドメインと同じ名前を使うメールや別サイトの有無。
URLを変える場合は、旧ページからどのページへ案内するかを制作計画に含めます。ドメイン・公開先の切り替えでは、メールや別サイトも同じ管理画面で設定されていないかを確認し、影響のある設定を分けて進めます。
5. 更新する人と、更新する情報を分けて考える
CMSを使うかどうかは、更新担当者と頻度から考えます。「毎週のお知らせ」と「年に数回変わる会社概要」では、必要な更新手順が違います。更新したい項目ごとに担当者と頻度を書き出してください。
| 更新する内容 | 確認すること |
|---|---|
| お知らせ・ブログ | 入力する人、下書きと公開の権限、画像の扱い |
| メニュー・料金・営業時間 | 正しい情報の確認者、臨時変更を反映する手順 |
| サービス・会社紹介 | 変更を依頼する窓口、修正する範囲、確認方法 |
公開後の更新と、システムの維持管理も整理します。誰が内容を変えるかに加え、障害時の連絡先、バックアップ、契約更新を誰が担当するかを決めましょう。CMSを入れたことだけで、保守の担当まで自動的に決まるわけではありません。
6. 見積もりで確認するのは、制作と運用の範囲
費用や納期は、ページ数だけでなく、原稿・写真の準備、機能、外部サービスとの連携、確認の進め方で変わります。同じ条件で相談できるように、含めたい作業を書き出しておきます。
- ページと機能:フォーム、予約、採用、商品紹介など。
- 制作する材料:原稿、写真、図、翻訳など。
- 公開に必要な契約:ドメイン、ホスティング、外部サービス。
- 引き渡し:ソース、画像、公開設定、管理アカウントの扱い。
- 公開後:内容の更新、保守、追加制作、それぞれの範囲と費用。
公開先は必要な機能と、使える契約に合わせて選びます。サイト本体と、フォーム・生成AI・データベースなどの処理を分けて、必要な契約と管理者を確認してください。制作後に別の担当者でも更新・再公開できるよう、引き渡すデータと手順も相談します。
7. 依頼準備シートで、相談を具体的にする
下のシートには、次の項目をまとめています。決まっていないことは「未定」と書いて構いません。優先する目的と相談したい点を共有すると、必要な内容を絞りやすくなります。
- 届けたい相手と、主な行動。
- 必要な情報と、作りたいページ・機能。
- 現在ある原稿・写真・資料と、不足する材料。
- 既存サイト・連携先・管理者。
- 更新する人・頻度・公開後の対応範囲。
- 希望する公開時期・優先順位・相談したい条件。
制作時期が決まっている場合は、日付だけでなく、公開までに確認できる担当者も伝えましょう。既存サイトの管理情報は、サービス名と管理者まで整理し、パスワードや認証情報をシートへ記載しないでください。